私は東海エリアのテクニカルマネージャーとして愛知県東部と静岡県の9拠点を担当し、各所を巡回しながらサービス職の教育・指導・サポートを行っています。また、「ニッケングリーンカンパニー構想」実現のために、サービス職全般のDXを現場に浸透させる役割を担っており、本社・支店・現場の橋渡しを通じたサービス変革に取り組んでいます。拠点を巡回する中、拠点ごとにDXへの理解度、推進度合いの足並みが揃っておらず、そこを平準化していく必要性を実感しています。とはいえ単に本社や支店の方針を通達するだけでは現場のDXは進んでいきません。そこでは拠点ごとの個別事情や理解度にあわせて問題に対処し、理解・納得のうえDXを進めていくのが鍵だと考えています。
現在、当社では貸出管理のためにスマートフォンの独自アプリケーション上で情報を入力したり、機器の写真を登録したりと、大半の業務を一括管理できるシステムの導入を進めています。以前は書面を用いて貸出や点検の管理を行ってきたので、そのようなあり方を一朝一夕には変えられません。苦労も多くありますが、そこを突破し、デジタルプラットフォーム活用を通して状況がリアルタイムにデータベース化されれば、現場負担を改善できる。そして、それが当社全体の無駄の削減、情報共有、新たな課題発見・解決につながってきます。そのようなデータドリブンの整備を実現するために、足繁く拠点に通い、対話を重ねることで、一つひとつの業務を改善していくのが私の役割です。