中部支社 東海支店
東海サービス部浦柴 太郎
メーカーでの技術職を経て、2013年に入社。整備を担うサービス職として整備責任者を担い、営業所の機械管理全般に取り組んだ後、複数拠点を統括する現職に。
レンタルのニッケンが進める
デジタルトランスフォーメーション。
整備の現場でその旗振り役を務める人物がいる。
テクニカルマネージャーとして
愛知県東部・静岡県を担当する浦柴が
現場のDX推進を通じて
レンタルのニッケンが目指す未来を語る。
中部支社 東海支店
東海サービス部浦柴 太郎
メーカーでの技術職を経て、2013年に入社。整備を担うサービス職として整備責任者を担い、営業所の機械管理全般に取り組んだ後、複数拠点を統括する現職に。
レンタルのニッケンが進める
デジタルトランスフォーメーション。
整備の現場でその旗振り役を務める人物がいる。
テクニカルマネージャーとして
愛知県東部・静岡県を担当する浦柴が
現場のDX推進を通じて
レンタルのニッケンが目指す未来を語る。
日本の建設業に欠かせないのが建設機械のレンタルビジネスであり、そのDXは喫緊の課題となっています。現在、レンタル業界には多くのプレイヤーが存在し、熾烈な競争環境下にあります。参入障壁の低さから受注競争が激しいとともに差別化が難しい現状があります。そのような中、DX推進によって他社ではできないソリューションを提供し、選んでいただける企業に当社を位置づけていくことが求められています。
これまで当社はオンラインでの受発注を可能にするオンラインレンタルプラットフォームを展開してきました。そして、2023年にはその歩みを加速させるべく「ニッケングリーンカンパニー構想」を発表。デジタルを通した建機レンタル業界の構造改革、資機材管理ソリューションの提供へ、よりいっそうの取り組みを進めています。それがダイレクトに反映されるのが現場であり、そこで商品を点検・整備したり開発したりするサービス職の業務です。そのような中、レンタルの現場におけるデジタルプラットフォーム活用を深化させ、提供する資機材管理の効率化やお客さまの利便性の飛躍的な向上を目指し、力強く推進しています。そして、それが当社ビジネスのあり方に大きく貢献し、唯一無二の企業に向けた歩みへとつながっていくと私は考えています。
私は東海エリアのテクニカルマネージャーとして愛知県東部と静岡県の9拠点を担当し、各所を巡回しながらサービス職の教育・指導・サポートを行っています。また、「ニッケングリーンカンパニー構想」実現のために、サービス職全般のDXを現場に浸透させる役割を担っており、本社・支店・現場の橋渡しを通じたサービス変革に取り組んでいます。拠点を巡回する中、拠点ごとにDXへの理解度、推進度合いの足並みが揃っておらず、そこを平準化していく必要性を実感しています。とはいえ単に本社や支店の方針を通達するだけでは現場のDXは進んでいきません。そこでは拠点ごとの個別事情や理解度にあわせて問題に対処し、理解・納得のうえDXを進めていくのが鍵だと考えています。
現在、当社では貸出管理のためにスマートフォンの独自アプリケーション上で情報を入力したり、機器の写真を登録したりと、大半の業務を一括管理できるシステムの導入を進めています。以前は書面を用いて貸出や点検の管理を行ってきたので、そのようなあり方を一朝一夕には変えられません。苦労も多くありますが、そこを突破し、デジタルプラットフォーム活用を通して状況がリアルタイムにデータベース化されれば、現場負担を改善できる。そして、それが当社全体の無駄の削減、情報共有、新たな課題発見・解決につながってきます。そのようなデータドリブンの整備を実現するために、足繁く拠点に通い、対話を重ねることで、一つひとつの業務を改善していくのが私の役割です。
当社のDXに向けた取り組みはまだまだ途上だと感じています。DXの浸透へ現場を訪れている中で、操作画面に慣れていないユーザーも多く、入力・登録したい項目へすぐにアクセスできない、写真の登録ができないなど、UI/UX観点で使用感に対する改善の声が上がってくるのも事実です。また、複数あるアプリケーションにおける情報の連動性や一覧性にも現場で課題を感じます。それらを集約し、改善し、誰がどのような状況で使っても、良いシステムだと実感できるものへと変えていきたい。そのために現場と本社をつなぎ、双方の意思疎通を図っていきたいと考えています。それが「ニッケングリーンカンパニー構想」を掲げる当社ならではのシステム実現への第一歩。そして、他社と比べたときにも、現場の動きがはっきりと差別化され、またお客さま自身にも価値を提供できるようなオンリーワンのサービスをつくりあげる。そこに向けて決してギブアップせず、現場から取り組み続けていく、それが私の挑戦です。