中部国際空港制限区域内での3輪EVを用いた試験運用開始
株式会社レンタルのニッケン(本社:東京都港区、代表取締役社長:齊藤 良幸[以下レンタルのニッケン])および三菱オートリース株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙井 直哉[以下三菱オートリース])、中部国際空港株式会社(本社:愛知県常滑市、代表取締役:犬塚 力[以下中部国際空港])は、中部国際空港セントレアの制限区域内において、空港関係事業者向けに、3輪EVの試験運用に関する説明会・試乗会を6月17日に実施し、試験運用を6月18日より開始いたしました。

1.試験運用について
- ■目的
本取組みは、2024年6月に3輪車両の使用が空港制限区域内で可能になったことを受け、試験運用を実施するものです。空港制限区域内において、4輪EVにはない小回りや機動性を発揮できる3輪EVの有用性を検証し、効率的な車両運用の可能性を模索いたします。
3輪EVに関しては、グランドハンドリング事業者様からも高い関心が寄せられており、現場のニーズ把握に即した試験運用となります。また、中部国際空港の空港脱炭素化に向け、3輪EVが制限区域内の空港車両の選択肢のひとつとなり得るものなのか検証します。
本試験運用では、参加事業者に3輪EVを1週間程度貸与し、通常業務でご使用いただきます。主に移動を中心とした連絡車としての使用を想定しており、EV車両の加速性能・環境配慮・コストメリットといった利点だけではなく、航続距離・充電の手間、といったEV特有の課題点も体感していただきます。
レンタルのニッケンおよび三菱オートリースは、本試験運用にて取得したデータの収集・分析を行い、3輪EVの有用性を確認・検証します。制限区域内における3輪EVの可能性を追求し、よりご利用しやすい枠組みの策定を検討してまいります。 - ■実施概要
- ○実施期間:2025年6月18日(水)から2025年7月31日(木)
- ○対象エリア:中部国際空港制限区域内
※サービスレーン及びスポット後方車両通行帯は除く
※公道では利用しません。 - ○運用内容:中部国際空港事業者の通常業務にて使用
- ■貸与車両
車両画像
車両情報
○ビークルファン ETT-NEO - ・定員:3名
- ・航続距離:バッテリー1つあたり満充電時70㎞(バッテリー2つ搭載可能)
- ・充電時間:家庭用コンセントで約6時間
- ・車種:トライク/ミニカー
○ホンダ GYRO CANOPY e: - ・定員:1名
- ・航続距離:バッテリー2つ使用満充電時77㎞
- ・充電時間:家庭用コンセントで約6時間
- ・車種:原付
○ブレイズ EVデリバリー - ・定員:1名
- ・航続距離:満充電時100㎞
- ・充電時間:家庭用コンセントで約6時間
- ・車種:原付/ミニカー※説明会・試乗会でのみ使用
2.説明会・試乗会について
- ■目的
試験運用の開始に伴い、貸与する3輪EVの車両説明や運転方法を共有し、実際に事業者の方々に試乗いただくことで、よりスムーズな試験運用の実施を促す目的で開催いたしました。
- ■実施概要
- ○日時:2025年6月17日(火)12:30~15:00
- ○会場:中部国際空港セントレア(愛知県常滑市セントレア1丁目1番地)
- ○形式:現地開催のみ
- ■当日の様子
➀メディア説明会の様子
➁試乗会の様子(1)
➂試乗会の様子(2)
④試乗会の様子(3)
- ■試乗会に参加された方のコメント
- ・加速がスムーズで小回りも思っていたより良かったです。ある程度の荷物も運べる為、利便性も高いと感じました。
- ・ガソリンの同車種と比べて車体が重く感じたが、3輪なので安定性は高かったです。
- ■本件に関するお問い合わせ先
- 報道関連のお問合せ
- 株式会社レンタルのニッケン 広報チーム TEL:03-6775-7825