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発電機の選定方法余裕のある容量の発電機を選定しましょう!負荷の中には「定常時」と「始動時」とでは必要とするエンジン発電機の容量の異なるものがあり注意が必要です。その中で代表的なものが誘導電動機(モータ)でほとんどの機械に使用され一般的なものです。誘導電動機が定格で仕事をしている状態を「定常時」、回りだすときを「始動時」といいます。一般に誘導電動機の始動時は定常時の6倍以上の電流が流れ、大きな電力を必要とします。発電機の機種設定の目安白熱灯・電熱器等(抵抗負荷)蛍光灯水銀灯メタルハライドランプ高圧ナトリウムランプ(交流整流子モータ)水中ポンプコンプレッサ等(誘導電動機)1倍1倍2.1〜2.8倍2〜3倍3〜5倍1.2〜1.8倍1.3〜1.6倍1.25〜2倍始動時(点燈時)定常時37455060758090100125150200220270300350400450500554610700800321331333144336643317654328654329864331198643131197641512975161410761714971916971713102115122417142619152117221827223325180A200A250A300A400A500A交流アーク溶接機発電機容量(kVA)※上表は標準の溶接機を使用した場合であり溶接機の性能により大幅に左右されることがありますのでご注意ください。※上表の算出に当たっては交流アーク溶接機の標準使用率を加味して、負荷率(80%)で算出したものです。※上表はコンデンサなしの場合です。また、コンデンサ付の交流アーク溶接機については、発電機の自己励磁現象(無負荷または軽負荷において発電機の端子電圧を異常上昇させる現象)に十分注意してください。発電機で使用できる交流アーク溶接機の台数発電機で使用できるモータ容量の範囲電動機(モータ)などの負荷に対する発電機出力の選定は、モータ容量の範囲および発電機出力の早見表から簡単に決めることができます。発電機容量(kVA)3760458090容量モータ(kW)直入始動Yー△①Yー△②12.318.528.214.922.434.350162420.530.8752537.55827.240.830.545.810034.551.812542.563.838.446626868971505176.5115200681021542207611417227091136208300102153231350119179270400136204308450155233351500175263390554185278432610205308460700210315508800243365575※上表のモータ使用例は目安値であり、要求される瞬時電圧降下、モータの負荷率、始動容量の大小またモーターの新旧、効率の良悪で発電機容量が異なります。※モータ始動時の瞬時電圧降下を無負荷電圧の30%以内とします。※モータの始動kVAを1kWあたり7kVAとします。※モータの効率85%、負荷率を約90%とします。※ターボ付エンジンの負荷投入容量はエンジンの正味平均有効圧力に左右される場合があります。(モータ使用例および早見表の数値はターボ付の条件を考慮していません。)※Y-△始動①はオープン方式、②はクローズド方式を示していますが、始動状態により必要発電機容量が異なります。※非常用発電設備(特に防災用発電設備)の容量算定には適しません。※上表のモータ使用例は目安的な値であり、使用負荷やモータの特性により若干の変更が必要です。灯具や電熱器を使う場合の目安負荷の合計(kW)×1発電機の定格力率=発電機容量(kVA)の目安定格力率については2kVAなど単相のもので「1.0」45kVAなどの三相のもので「0.8」です。●三相200V負荷の場合発電機容量(kVA)の80%まで使用できます。例)750Wの電熱ヒーター10台と150Wの照明灯15台を使用する場合。単相発電機の場合では…((750×10)+(150×15))×9,750VA=9.75kVAが必要です。1力率1.0=9,750VA三相発電機の場合では…((750×10)+(150×15))×1力率0.8=12,187VA12,187VA=12.2kVA(当社商品では13kVA)が必要です。但し、三相の負荷は各相が平衡接続されている事が必要です。●単相200V負荷の場合U-V/U-W/V-Wの各相を平衡に接続した場合であれば発電機容量(kVA)の80%まで使用できます。平衡とは各相の負荷を1/3ずつ分散させる事です。U-V/U-W/V-Wのうちどれか一つの単相のみ使用する場合は発電機容量(kVA)の50%まで使用できます。●単相100V負荷の場合O(オー)端子とU.V.W端子を接続し、O-U/O-V/O-Wの組み合わせにてそれぞれを平衡させて使用すれば発電機容量(kVA)の70%まで使用できます。O-U/O-V/O-Wのうちどれか一つの単相のみ使用する場合は発電機容量(kVA)の30%まで使用できます。なお、発電機容量以上のトランス(変圧器)を用いて単相100Vを取り出す場合にはU-V/U-W/V-Wの各相の負荷を平衡に接続した場合であれば発電機容量(kVA)の80%まで使用できます。※O端子使用時の出力電圧は115V(三相200V設定時の場合)となります。※実際に発電機を設置してご使用になる場合には様々な負荷パターンが混在するケースが多々ありますので負荷としてご使用される機器の仕様を十分にご確認の上で発電機容量の選定を行っていただけますようお願い致します。(設置ミスに起因した損傷発生につきましては有償請求の対象となります)※センター管理商品は、センターからの運送費をお客様負担とさせて頂きます。※記載されている仕様は、代表的な機種です。詳しい仕様については最寄の営業所までお問合せください。電気・照明環境測定安全装置放送・通信設備水処理破砕・解体電気・照明揚重・横移動清掃・集塵・換気用機械高所作業車・高所作業足場ハウス・倉庫・トイレ保安用品60